まいにち診断士 2022/05/30

【2次試験対策】

本日も、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「東日本旅客鉄道(JR東日本)」と「西日本旅客鉄道(JR西日本)」の固定長期適合率を計算してみます。

問題

 「JR東日本」と「JR西日本」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」、「固定負債」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(JR東日本)固定資産:8,018,013(百万円)、固定負債:4,326,209(百万円)、自己資本:2,535,027(百万円)
(JR西日本)固定資産:2,945,773(百万円)、固定負債:1,932,790(百万円)、自己資本:852,914(百万円)

上記条件内で「固定長期適合率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。


答え

(JR東日本)8,018,013 / (4,326,209 + 2,535,027) x 100 ≒ 116.86(%)

(JR西日本)2,945,773 / (1,932,790 + 852,914) x 100 ≒ 105.75(%)

よって「JR西日本」の方が「固定長期適合率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。



算出は、以下の式を使用します。

固定長期適合率(%) = 固定資産 ÷ (固定負債 + 自己資本)x 100

この固定長期適合率は、
もし100%を超える場合は、固定資産(1年以上保有)の調達に流動負債(1年以内に返済)まで当てている状態のため、低いほうが良いと覚えましょう。

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