まいにち診断士 2022/06/19

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「東宝」と「東映」の固定比率を計算してみます。

問題

「東宝」と「東映」の 2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(東宝)固定資産:289,776(百万円)、自己資本:375,820(百万円)

(東映)固定資産:217,626(百万円)、自己資本:190,373(百万円)


上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。

答え

(東宝)289,776 / 375,820 x 100 ≒ 77.10(%)

(東映)217,626 /190,373 x 100 ≒ 114.32(%)


よって「東宝」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。

長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。

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