まいにち診断士 2022/02/09

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の当座比率を計算してみます。

問題

「武田薬品工業」と「アステラス製薬」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上債権」、「現金及び現金同等物」および「流動負債」は以下のとおりであった。

(武田薬品工業)売上債権:7830億円、現金及び現金同等物:9662億円、流動負債:1兆7731億円
(アステラス製薬)売上債権:339億円、現金及び現金同等物:3261億円、流動負債:5923億円

上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いかを判断せよ。







答え

(武田薬品工業)(7830 + 9662)/ 17731 x 100 ≒ 98.65(%)

(アステラス製薬)(339 + 3261)/ 5923 x 100 ≒ 60.78(%)

よって「武田薬品工業」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 借入の返済に十分な資金が用意されている)ため安全性が高い。


この指標は、約1.6倍の差がありますね。

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