まいにち診断士 2022/08/14
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
石油業界から「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の流動比率を計算してみます。
問題
「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の2021年度の有価証券報告書にによれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(ENEOSホールディングス)
流動資産:4,308,586(百万円)
流動負債:3,283,008(百万円)
(出光興産)
流動資産:2,368,088(百万円)
流動負債:2,061,273(百万円)
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ENEOSホールディングス)4,308,586/3,283,008 x 100 ≒ 131.24(%)
(出光興産)2,368,088/2,061,273 x 100 ≒ 114.88(%)
よって「ENEOSホールディングス」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。