まいにち診断士 2022/08/26
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
筆記具業界から「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の流動比率を計算してみます。
問題
「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の2021年度の有価証券報告書にによれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(パイロットコーポレーション)
流動資産:98,916(百万円)
流動負債:39,126(百万円)
(三菱鉛筆)
流動資産:81,413(百万円)
流動負債:17,631(百万円)
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(パイロットコーポレーション)98,916/39,126 x 100 ≒ 252.81(%)
(三菱鉛筆)81,413/17,631 x 100 ≒ 461.76(%)
よって「三菱鉛筆」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標には、大きな差があると言って良さそうですね。