まいにち診断士 2022/10/17
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
リユース(中古)業界から「ブックオフHD」と「メルカリ」の売上高経常利益率を計算してみます。
問題
「ブックオフHD」と「メルカリ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(ブックオフHD:2022年5月)
売上高:91,538(百万円)
経常利益:2,307(百万円)
(メルカリ:2022年6月)
売上高:147,049(百万円)
経常利益:△3,896(百万円)
上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(ブックオフHD)
2,307/91,538 x 100 ≒ 2.52(%)
(メルカリ)
△3,896/147,049 x 100 ≒ △2.65(%)
よって「ブックオフHD」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率は、次のようになっていました。
(ブックオフHD) 1.93(%)
(メルカリ)△2.53(%)
「ブックオフHD」は、本業以外でも黒字となる収益が、ある程度存在することが窺えますね。