まいにち診断士 2022/10/29
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
回転ずし業界から「スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)」と「くら寿司」の売上高総利益率を計算してみます。
問題
「スシロー」と「くら寿司」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上総利益」は以下のとおりであった。
(スシロー:2021年9月)
売上高:240,804(百万円)
売上総利益:130,227(百万円)
(くら寿司:2021年10月)
売上高:147,592(百万円)
売上総利益:80,796(百万円)
上記条件内で「売上高総利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(スシロー)
130,227/ 240,804 x 100 ≒ 54.08(%)
(くら寿司)
80,796/147,592 x 100 ≒ 54.74(%)
よって「くら寿司」の方が「売上高総利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
と言っても、ほぼ同じくらいになっていますね。
ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利率)= 100% となるので、
「売上高売上原価率」については、それぞれ以下のようになりますね。
(スシロー)45.92(%)
(くら寿司)45.26(%)