まいにち診断士 2021/12/22
【2次試験対策】
本日も、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の固定比率を計算してみます。
問題
「トヨタ自動車」と「本田技研工業」の2020年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」と「純資産」は以下のとおりであった。
(トヨタ自動車)固定資産:39兆4903億円、純資産:24兆2883億円
(本田技研工業)固定資産:14兆3419億円、純資産:9兆3728億円
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(トヨタ自動車)39.4903/ 24.2883 x 100 ≒ 162.59(%)
(本田技研工業)14.3419/ 9.3728 x 100 ≒ 153.02(%)
よって「本田技研工業」の方が「固定比率」のみから見た場合、
その値が低い(換金性の低い資産を、返済する必要のない資金で賄えている割合が多い)ため安全性が高い。