まいにち診断士 2022/07/28
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
腕時計業界から「シチズン時計」と「セイコーHD」売上高経常利益率を計算してみます。
問題
「シチズン時計」と「セイコーHD」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(シチズン時計)
売上高:281,417(百万円)
経常利益:27,342(百万円)
(セイコーHD)
売上高:237,382(百万円)
経常利益:9,939(百万円)
上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(シチズン時計)27,342/281,417 x 100 ≒ 9.72(%)
(セイコーHD)9,939/237,382 x 100 ≒ 4.19(%)
よって「シチズン時計」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
2倍強の差がありますね。
ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。
(シチズン時計)7.91(%)
(セイコーHD)3.69(%)
よって、本業以外での収益率も「シチズン時計」の方が少し高くなっていることが分かりますね。