まいにち診断士 2022/09/03
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
建設機械業界から「小松製作所」と「日立建機」の売上高営業利益率を計算してみます。
問題
「小松製作所」と「日立建機」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「営業利益」は以下のとおりであった。
(小松製作所)
売上高:2,802,323(百万円)
営業利益:317,015(百万円)
(日立建機)
売上高:1,024,961(百万円)
営業利益:93,518(百万円)
上記条件内で「売上高営業利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(小松製作所)
317,015/2,802,323 x 100
≒ 11.31(%)
(日立建機)
93,518/1,024,961 x 100
≒ 9.12(%)
よって「小松製作所」の方が「売上高営業利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
売上規模は3倍弱の差がありますが、売上高営業利益にはそれほどまでの差はありませんね。