まいにち診断士 2022/09/18
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
アパレル業界から「ファーストリテイリング」と「しまむら」の流動比率を計算してみます。
問題
「ファーストリテイリング」と「しまむら」の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動資産」と「流動負債」は以下のとおりであった。
(ファーストリテイリング:2021年8月)
流動資産:1,724,674(百万円)
流動負債:581,012(百万円)
(しまむら:2022年2月)
流動資産:302,626(百万円)
流動負債:54,433(百万円)
「流動比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ファーストリテイリング)
1,724,674/581,012 x 100 ≒ 296.84(%)
(しまむら)
302,626/54,433 x 100 ≒ 555.96(%)
よって「しまむら」の方が「流動比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 短期的な支払い能力が高い)ため安全性が高い。
この指標には、差があると言って良さそうですね。