まいにち診断士 2022/10/19
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
リユース(中古)業界から「ブックオフHD」と「メルカリ」の有形固定資産回転率を計算してみます。
問題
「ブックオフHD」と「メルカリ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」、「有形固定資産」は以下のとおりであった。なお、「有形固定資産」は建設仮勘定を除いた、期首と期末の平均値である。
(ブックオフHD:2022年5月)
売上高:91,538(百万円)
有形固定資産:6,012(百万円)
(メルカリ:2022年6月)
売上高:147,049(百万円)
有形固定資産:3,043(百万円)
上記条件内で「有形固定資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(ブックオフHD)
91,538/6,012 ≒ 15.23(回)
(メルカリ)
147,049/3,043 ≒ 48.32(回)
よって「メルカリ」の方が「有形固定資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
この指標はさすがに実店舗の有無が効いているようですね。