まいにち診断士 2022/10/23
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
リユース(中古)業界から「ブックオフHD」と「メルカリ」の当座比率を計算してみます。
問題
「ブックオフHD」と「メルカリ」有価証券報告書によれば、それぞれの「当座資産」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(ブックオフHD:2022年5月)
当座資産:10,536(百万円)
流動負債:16,289(百万円)
(メルカリ:2022年6月)
当座資産:215,860(百万円)
流動負債:224,722(百万円)
上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いかを判断せよ。
答え
(ブックオフHD)10,536 / 16,289 x 100 ≒ 64.68(%)
(メルカリ)215,860 / 224,722 x 100 ≒ 96.06(%)
よって「メルカリ」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 借入の返済に十分な資金が用意されている)ため安全性が高い。
この指標には差があると言って良さそうですね。
「当座比率」= 「当座資産(流動資産の中でも「現金」や「短期間で容易に現金化できる資産」)」 ÷ 「流動負債」 × 100 です。