まいにち診断士 2022/12/27
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
農業業界から「ホクト」と「雪国まいたけ」の当座比率を計算してみます。
問題
「ホクト」と「雪国まいたけ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「当座資産」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(ホクト:2022年3月)
当座資産:18,397(百万円)
流動負債:21,757(百万円)
(雪国まいたけ:2022年3月)
当座資産:5,681(百万円)
流動負債:8,010(百万円)
上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いかを判断せよ。
答え
(ホクト)
18,397 / 21,757 x 100 ≒ 84.56(%)
(雪国まいたけ)
5,681 / 8,010 x 100 ≒ 70.92(%)
よって「ホクト」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高い( ≒ 借入の返済に十分な資金が用意されている)ため安全性が高い。
「当座比率」= 「当座資産(流動資産の中でも「現金」や「短期間で容易に現金化できる資産」)」 ÷ 「流動負債」 × 100 です。