まいにち診断士 2022/01/28
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
「日清食品 HD」と「東洋水産」の当座比率を計算してみます。
問題
「日清食品 HD」と「東洋水産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上債権」、「現金および預金」および「流動負債」は以下のとおりであった。
(日清食品 HD)売上債権:848億3700万円、現金および預金:902億9400万円、流動負債:1606億5000万円
(東洋水産)売上債権:515億6700万円、現金および預金:1175億4400万円、流動負債:552億7000万円
また「東洋水産」については、「有価証券」が 420億円 あり、これは売買を目的とするものであるとする。
上記条件内で「当座比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が良いか判断せよ。
答え
(日清食品 HD)(848.37 + 902.94)/ 1606.5 x 100 ≒ 109.01(%)
(東洋水産)(515.67 + 1175.44 + 420)/ 552. 7x 100 ≒ 381.96(%)
よって「東洋水産」の方が「当座比率」のみから見た場合、その値が高いため安全性が高い。
この指標は、差がありますね。