まいにち診断士 2022/09/15

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。

アパレル業界から「ファーストリテイリング」と「しまむら」の売上高売上原価率を計算してみます。

問題

「ファーストリテイリング」と「しまむら」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「売上原価」は以下のとおりであった。

(ファーストリテイリング:2021年8月)
売上高:2,132,992(百万円)
売上原価:1,059,036(百万円)

(しまむら:2022年2月)
売上高:583,618(百万円)
売上原価:384,687(百万円)

上記条件内で「売上高売上原価率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。

答え

(ファーストリテイリング)
1,059,036/ 2,132,992 x 100 ≒ 49.65(%)

(しまむら)
384,687/583,618 x 100 ≒  65.91(%)

よって「ファーストリテイリング」の方が「売上高売上原価率」のみから見た場合、その値が低いため、収益性が高い。

この指標には差があると言って良さそうですね。

ちなみに、
売上高売上原価率 + 売上高総利益率(粗利益率)= 100% となるので、

「売上高総利益率」については、それぞれ以下のようになりますね。

(ファーストリテイリング)100(%) ー 49.65(%) = 50.35(%)
(しまむら)100(%) ー 65.91(%) = 34.09(%)

改めて、「売上原価率」が低い方が、「粗利益率」が高くなるため良いということが分かります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です