まいにち診断士 2022/09/24
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
アパレル業界から「ファーストリテイリング」と「しまむら」の有形固定資産回転率を計算してみます。
問題
「ファーストリテイリング」と「しまむら」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」、「有形固定資産」は以下のとおりであった。なお、「有形固定資産」は建設仮勘定を除いた、期首と期末の平均値である。
(ファーストリテイリング:2021年8月)
売上高:2,132,992(百万円)
有形固定資産:152,150(百万円)
(しまむら:2022年2月)
売上高:583,618(百万円)
有形固定資産:138,925(百万円)
上記条件内で「有形固定資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(ファーストリテイリング)
2,132,992/152,150 ≒ 14.02(回)
(しまむら)
583,618/138,925 ≒ 4.20(回)
よって「ファーストリテイリング」の方が「有形固定資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。
「ファーストリテイリング」が有形固定資産を持たない戦略を実践していることが窺えますね。