まいにち診断士 2022/09/23
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
アパレル業界から「ファーストリテイリング」と「しまむら」の負債比率を計算してみます。
問題
「ファーストリテイリング」と「しまむら」の有価証券報告書によれば、それぞれの「負債合計」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(ファーストリテイリング:2021年8月)
負債合計:1,347,678(百万円)
自己資本:1,116,485(百万円)
(しまむら:2022年2月)
負債合計:63,815(百万円)
自己資本:410,995(百万円)
上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ファーストリテイリング)
1,347,678 / 1,116,485 x 100 ≒ 120.71(%)
(しまむら)
63,815 / 410,995 x 100 ≒ 15.53(%)
よって「しまむら」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。
「しまむら」が無借金経営を実践していることが窺えますね。
負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。