まいにち診断士 2022/08/04
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
腕時計業界から「シチズン時計」と「セイコーHD」の有形固定資産回転率を計算してみます。
問題
「シチズン時計」と「セイコーHD」の 2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」、「有形固定資産」は以下のとおりであった。なお、「有形固定資産」は建設仮勘定を除いた、期首と期末の平均値である。
(シチズン時計)
売上高:281,417(百万円)
有形固定資産:72,144(百万円)
(セイコーHD)
売上高:237,382(百万円)
有形固定資産:101,957(百万円)
上記条件内で「有形固定資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いか判断せよ。
答え
(シチズン時計)281,417/72,144 ≒ 3.90(回)
(セイコーHD)237,382/101,957 ≒ 2.33(回)
よって「シチズン時計」の方が「有形固定資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため、効率性が高い。