まいにち診断士 2022/08/08

【2次試験対策】

本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。

腕時計業界から「シチズン時計」と「セイコーHD」の負債比率を計算してみます。

問題

「シチズン時計」と「セイコーHD」の 2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「流動負債」、「固定負債」および「自己資本」は以下のとおりであった。

(シチズン時計)
流動負債:69,338(百万円)
固定負債:86,951(百万円)
自己資本:229,306(百万円)

(セイコーHD)
流動負債:154,413(百万円)
固定負債:51,494(百万円)
自己資本:120,067(百万円)

上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。





答え

(シチズン時計)(69,338 + 86,951)/ 229,306 x 100 ≒ 68.16(%)
(セイコーHD)(154,413 + 51,494)/ 120,067 x 100 ≒ 171.49(%)

よって「シチズン時計」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。

負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です