まいにち診断士 2022/08/12
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
石油業界から「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の売上高経常利益率を計算してみます。
問題
「ENEOSホールディングス」と「出光興産」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(ENEOSホールディングス)
売上高:10,921,759(百万円)
経常利益:771,789(百万円)
(出光興産)
売上高:6,686,761(百万円)
経常利益:459,275(百万円)
上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(ENEOSホールディングス)771,789/10,921,759 x 100 ≒ 7.07(%)
(出光興産)459,275/6,686,761 x 100 ≒ 6.87(%)
よって「ENEOSホールディングス」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
と言ってもそれほど大きな差はなさそうですね。
ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。
(ENEOSホールディングス)7.20(%)
(出光興産)6.50(%)
よって、本業以外での収益性は「出光興産」の方が高いと言えそうですね。