まいにち診断士 2022/08/24
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「収益性分析」です。
筆記具業界から「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の売上高経常利益率を計算してみます。
問題
「パイロットコーポレーション」と「三菱鉛筆」の2021年度の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」および「経常利益」は以下のとおりであった。
(パイロットコーポレーション)
売上高:103,057(百万円)
経常利益:20,362(百万円)
(三菱鉛筆)
売上高:61,894(百万円)
経常利益:8,309(百万円)
上記条件内で「売上高経常利益率」を計算し、その値のみで、どちらの収益性が高いか判断せよ。
答え
(パイロットコーポレーション)20,362/103,057 x 100 ≒ 19.76(%)
(三菱鉛筆)8,309/61,894 x 100 ≒ 13.42(%)
よって「パイロットコーポレーション」の方が「売上高経常利益率」のみから見た場合、その値が高いため、収益性が高い。
ちなみに、以前に計算した売上高営業利益率については以下のようになっていました。
(パイロットコーポレーション)18.75(%)
(三菱鉛筆)12.15(%)
よって、どちらも本業以外で目立った収益はなさそうですね。