まいにち診断士 2022/10/09
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
宅配便業界から「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の負債比率を計算してみます。
問題
「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「負債合計」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(ヤマトホールディングス:2022年3月)
負債合計:488,621(百万円)
自己資本:590,543(百万円)
(SGホールディングス:2022年3月)
負債合計:409,890(百万円)
自己資本:496,342(百万円)
上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ヤマトホールディングス)
488,621 / 590,543 x 100 ≒ 82.74(%)
(SGホールディングス)
409,890 / 496,342 x 100 ≒ 82.58(%)
よって「SGホールディングス」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。
この指標もまた、ほぼ同じと言っても良さそうですね。
負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。