まいにち診断士 2022/10/12
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「効率性分析」です。
宅配便業界から「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の棚卸資産回転率を計算してみます。
問題
「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」と「SGホールディングス(佐川急便)」の有価証券報告書によれば、それぞれの「売上高」と「棚卸資産」は以下のとおりであった。
(ヤマトホールディングス:2022年3月)
売上高:1,793,618(百万円)
棚卸資産:2,214(百万円)
(SGホールディングス:2022年3月)
売上高:1,588,375(百万円)
棚卸資産:29,709(百万円)
上記条件内で「棚卸資産回転率」を計算し、その値のみで、どちらの効率性が高いかを判断せよ。
答え
(ヤマトホールディングス)
1,793,618/2,214 ≒ 810.13(回転)
(SGホールディングス)
1,588,375/29,709 ≒ 53.46(回転)
よって「ヤマトホールディングス」の方が「棚卸資産回転率」のみから見た場合、その値が高いため効率性が高い。
SGホールディングスの棚卸資産には、販売用不動産(26,606(百万円))が含まれているため大きな違いになっています。