まいにち診断士 2022/10/25
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
リユース(中古)業界から「ブックオフHD」と「メルカリ」の固定比率を計算してみます。
問題
「ブックオフHD」と「メルカリ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「固定資産」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(ブックオフHD:2022年5月)
固定資産:16,766(百万円)
自己資本:16,359(百万円)
(メルカリ:2022年6月)
固定資産:36,466(百万円)
自己資本:36,758(百万円)
上記条件内で「固定比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ブックオフHD)
16,766 / 16,359 x 100 ≒ 102.49(%)
(メルカリ)
36,466 /36,758 x 100 ≒ 99.21(%)
よって「メルカリ」の方が「固定比率」のみから見た場合、その値が低いため、安全性が高い。
長期的に渡って使用される固定資産は、できるだけ返済の必要のない自社の資金(自己資本)で調達することが望ましいとされています。
よって固定比率が低い方が経営の安全性につながります。