まいにち診断士 2022/10/27
【2次試験対策】
本日は、事例Ⅳ でおなじみの「安全性分析」です。
リユース(中古)業界から「ブックオフHD」と「メルカリ」の負債比率を計算してみます。
問題
「ブックオフHD」と「メルカリ」の有価証券報告書によれば、それぞれの「負債合計」および「自己資本」は以下のとおりであった。
(ブックオフHD:2022年5月)
負債合計:28,614(百万円)
自己資本:16,359(百万円)
(メルカリ:2022年6月)
負債合計:301,864(百万円)
自己資本:36,758(百万円)
上記条件内で「負債比率」を計算し、その値のみで、どちらの安全性が高いか判断せよ。
答え
(ブックオフHD)
28,614 / 16,359 x 100 ≒ 174.91(%)
(メルカリ)
301,864 / 36,758 x 100 ≒ 821.22(%)
よって「ブックオフHD」の方が「負債比率」のみから見た場合、その値が低い(負債の返済余力が高い)ため、安全性が高い。
この指標には、差があると言って良さそうですね。
負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100 です。